芸術的な創作活動の一助となるアートモデルのお仕事。「必ずしも細さが求められるわけではないアートモデルの理想的な体型とはどのような体型なのか？」と疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一般的なアートモデルの理想的な体型は、女性モデルの場合、「標準よりもややふくよかな体型」、男性モデルの場合、「筋肉のある体型」だといわれています。女性は、自然な丸みがある方が、描いた時に包容力や温かさなどの女性らしさを表現することが出来るためです。
特に、細身のモデルは初心者にとって、女性らしさを表現することが難しいといわれています。女性の中には、美しい身体作りのために「ダイエットしたり、筋肉をつけたりする必要があるのでは？」と考えている方もいらっしゃると思いますが、女性のアートモデルは、無理にトレーニングをするよりも自然体の方が良い場合が多いのです。
身体を動かすことが好きで、スポーツ、ダンス、ヨガなどに取り組んでいる方もいらっしゃると思います。日常的に身体を動かしている場合、話は別です。定期的に運動している方は、運動していない人に比べて筋肉がついているため、こなせる動きが多いという特権があります。
アートモデルは、ポージングする必要があります。自分で考えてポージングするよりも、作家によってポージングを要求されることが多いため、柔軟に対応することが出来るモデルは作家さんに喜ばれることも多いのです。また、長時間同じ体勢を維持するにしても、様々なポージングをとるにしても体力が消耗されます。運動で身につけた体力は、アートモデルの仕事でも役立つはずです。
体型やライフスタイルなど、その人の個性を活かすことが出来るのがアートモデルの仕事です。そのため、自分の身体に目を向けることも大切です。人は、誰もが基本体型を持っています。
幼い頃は、身体の機能が完全に整っておらず、身長も伸びていくため、その時々で身体に変化を感じますが、大人になると成長が止まり、基本体型が明確になります。基本体型を知ることは、自分の最適な体型、すなわち、自分にとって健康的な体型を知ることに繋がります。自分の基本体型を理解していると、個性を活かしてアートモデルに取り組む際にも役立ちます。